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web Cafe Adrenaline vol.64
2008-6-05(木) update
since 2000
2008年6月1日 (日)、この日はスタッフの文ちゃんがお休みで、久しぶりにかみさんと2人での営業。
ま、案の定、予感的中、こんな日に限って多くの来客に恵まれます。(苦笑/もちろん感謝です。)
おかげさまで、これまでにも幾度となく絶体絶命の大ピンチを経験していますので、
いつものアドレナリンを楽しんで頂けるよう、サービスに落ち度が無いよう、ベストを尽くします。
やがてお昼が終わり、大量の洗い物を片付けつつ、
あーやれやれ、あとは2〜3時間で今日の営業は終わりだな、なんとか乗りきったな、と気を緩めた瞬間!
「ちょっと大勢だけどいいかしら?」、
と、ご婦人が入店され・・・
「どうぞ〜、何名様ですか?」とお聞きすると、
「20人くらいかしら、(と言いつつ続々とお客様入店!)
あれ?もっとだったかしら?(も、もっとかも知れません!汗)
もし無理だったら外でもいいわよ」(・・外って!)
飲食店経験のある方なら分かってもらえると思いますが、
必ず年に数回は、このような状況に遭遇します。(苦笑)
たまたまこの日は、皆さんなんとか座って頂けましたけど、
できれば直前でも結構ですので、お電話くださいましね〜 m(__)m
ま、そんなこんなで、じゃんじゃん入ってくるオーダーを片っ端から作っていきます。
例えるなら、テトリスのハイスピードバージョンをやっているような感覚。
わずかなミスも許されない、常に、2手3手、先のことをイメージして、
刻々と変わる優先順位をリアルタイムで最適化し、ノーミスで実行していく。
僕が思うに、
調理技術もそうだし、味覚センスも大切だけど、
やっぱし実際の現場で要求されるのは、こういったテトリス的な頭脳だと思う。
まあこれは他人事じゃなくて、僕自身、こういうプレッシャーに対し、
楽しんで店に立てなくなったら引退の時かもしれないと思っている。
で、とりあえずpm4:00満員御礼となり、各テーブルのご婦人たちも楽しそうにご歓談
で、閉店まで残り1時間
で、まだまだあるぞ洗い物・・
で、そんな最中、ひょっこり一人の青年がご来店・・・
再会
meets Eunos Roadster again.
わーお!久しぶりじゃねーか!
なんと、手放してから1年ぶりに石塚くん(仮名)が来てくれました!※詳しくはvol.49を参照
やはり、オーナーが変わればクルマの表情も変わりますな。
僕が大好きだった軽量BBSのホイールは外され、
ちゃっとヤンチャな感じのするワタナベのホイールに付け替えられ、車高もぐっと低められた。
ま、全くの冗談で、「ったく、なんだよー、あのBBSが良かったのにー!」、と毒づいてやると、
真面目な石塚くんは申し訳無さそうに、「いやーツライチにしたかったんですよ/汗」、とのこと。
※ツライチとは、上記のようにタイヤの側面がフェンダーのぎりぎりまで出っ張ること。フェンダーからはみ出すと違法よ!
まあ、こうすることで見た目がカッコ良くなるとされているが・・・正直、僕にはよく分からない。
とはいえ、僕が長年にわたって気を配ってきたボディ表面の艶は失われていなかったし、
彼が愛情を持って接してくれているんだな〜というのが伝わってきたので嬉しかった。
そして店の後片付けがひと段落して、かみさんもやってきて懐かしそうに見つめながら一言。
「なんかー、クルマが若くなったよねー」と、しみじみ ・・・確かに。
ぶっちゃけ、すでにこのユーノスには僕よりも、石塚くんの方がだんぜん似合っていると思うし。(笑)
陽介にも、まだしっかり記憶に残っているようで、
「たしか助手席の下に落っことしたヘンリーの頭、無いかな〜」と覗き込んでいた。
※ヘンリーとは、きかんしゃトーマスで出てくるキャラクターで、
どうやらそのおもちゃの頭の部分をユーノス内で無くしたと言っているが・そんな・・今さら・・・である。
陽介が幼稚園の年少組(当時3歳)のころは、よくコレで送り迎えしました。
窓を全開にして、あえて2速/3速を多用しながら、腹に響くブウォーン!を楽しみながら、
で、幼稚園内の駐車場に停めると、明らかに違和感があり、軽自動車やミニバンの中に混じって、
名古屋ナンバー/黒ユーノスはかなり浮いた存在でしたな。
「どお?その後、トラブルは?」、と聞くと、
「とくに無いんですけど・・・、だた、幌がかなり縮んでいて、なかなか閉まらなくて苦労しましたけど、
水野さんの時もそうでしたか?」、と石塚くん。
「うーん、何と言っても所有した14年間のうち幌を使ったのは合計5回くらいだからね、
それが原因かな?経年変化もかなりあると思うけど。」、と僕。
「あと他には?」、と聞くと、
「ないです」、とキッパリ石塚くん。
「な・ないの?」
そう、これが(最近の)日本車の良い所でもあり、つまらない所でもある。
ま、基本的に壊れて楽しいことなんて一つもないけど、
やはりこういうシチュエーションでは、アホみたいなトラブル談義がなくては盛りあがらない。
やっぱしトラブル談義の中には、大なり小なりオーナーの人間像が投影されやすいし、
どうやっても隠しきれないオーナーの”人間としての本質”の部分が垣間見れたりするのでけっこう面白い。
そのクルマにまつわる愛情や執着心、
経済力や金銭感覚、
情報収集力やコミュニケーション能力、
几帳面さやズボラさ加減などなど・・白日のもとにさらされる。(笑)
プラグコードを永井電子に交換した以外はフルオリジナルなエンジンルーム。
ある意味、このショットが一番 「あ〜もう自分のじゃないんだな〜」って感じるわ〜。
ナンバープレートが移動してるし、車高の落とし具合もすんげー強調されてるし。
禁断症状ですか?
うーむ、今のところ無い。(笑) いやホント。
そりゃ乗りたいクルマはいっぱいあるけど、
ぶっちゃけ今はクルマを趣味として楽しむ時間は皆無だからね。
なんかそのへんの思考回路はうまく出来てるみたいよ。(笑)
なんつーか、スポーツカーに乗れないストレスってのは感じないな。結構ボルボの運転も好きだし。
この時点で走行距離/99,882キロ
引渡しの時/84,475キロ
つまり、
この1年の走行距離/15,407キロ ・・・ってスゴイわ!よー走ったなー!(笑)
ってかもうすぐ10万キロだし!
がんばれ!
Cafe Adrenaline/水野雄一
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