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web Cafe Adrenaline vol.17
正直な話、どの桃が美味しくて、どれがマズイのか、食べる前に見極めるのは意外と難しい。単に熟していればウマイわけでなく、また熟していないからと言ってイタズラに寝かせても美味しくなるという保障はない。

まあ、あとは「神のみぞ知る」、といったところかも知れない。しかし、(私のように)日頃の行ないがよろしくない人間には、なかなか美味しい桃にめぐり合うチャンスはなく、まるでバチが当たるかの如く、渋い桃ばかりを選んで食べるのであった。

「渋い桃」、・・・それは罰の味。

ここで、「ミルキーはママの味だが、シブモモは罰の味」という、わけのわからない定義が成り立つ。よって我々は、桃を食べるたびに、知らず知らずの間に、神の審判を仰いでいることになる。

桃はすべてをお見通し。

悪いことをした人、そう、あなた!食べる前に必ず懺悔をなさい。さすればきっと美味しい桃に巡り合えるじゃろう・・・。

だが万が一、それでも渋い桃の霊にとりつかれるようなことがあるならば、下記のレシピを参考に除霊するが良いじゃろう・・・。

くれぐれも懺悔の気持ちを忘れずにじゃぞお!

グットラックじゃぞおおおお!

「桃のコンポート」の作り方

まず桃を軽く水洗いし、皮をむき、痛んだ部分を取り除き、縦6等分の切れ目を入れる。

この時、実と種が簡単にはずれるようならば、種は取り除いたほうが良いが、無理ならば電子レンジで加熱後、取り除いても良い。(その方がキレイに取れやすい為。)

大切なのは、実をつぶしてしまわないようにする事。
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材料

桃・・・4個 レモン・・・4分の1 上白糖・・・大さじ10

水・・・300cc(コップ1杯半) リキュール類・・・お好みのもの

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そして電子レンジ対応のボールに先ほどの桃を入れ、写真のように大さじ2杯の上白糖をふりかける。

基本的に美味しくない桃の理由として、糖分の不足が挙げられる。

それを解消するのに一番手っ取り早い方法が、このコンポート(シロップ漬け)である。
レモン(4分の1)をギュッと搾る。

もしくは市販の濃縮レモン汁で代用しても良い。その場合は小さじ1杯を目安に。

桃と砂糖だけだと、ただ甘ったるいだけの、メリハリのない、ボヤけた味の、「安っぽいデザート」になり下がってしまう恐れがあるので、これくらいの酸味は必要である。
実はここまでの工程を3分以内で完了して頂きたいのだ。

「げげーっ!」と叫ばれた方には、出来るだけ早く、と言っておこう。

これは果実全般に言えるのだが、皮を剥いた瞬間から、みるみる酸化していくので、美味しいコンポートが食べたければ、できるだけ素早い作業に専念するしかない。

ここでラップをし、レンジで5分加熱する。

このレンジで5分の役割は、温めることによって桃の繊維が崩れ、シロップをより馴染ませ易くするための下準備である。

クルマ好きに分かりやすく説明するなら、塗装の前のサフェ−サーを吹くようなものである。

より塗装がのるように、よりシロップが染み込むように・・・である。
その間に、シロップを作る。

小さめの鍋に、上白糖・大さじ8杯を入れ、水・300ccを加え、加熱し、沸騰したら出来上がり。

それすら面倒臭いという人は、レンジで作っても良い。良いが、それはそれで、その人の気持ちの問題であり、すぐに楽な方へ楽な方へ行きたがる、結果オーライ大好き人間のかたには、この片手鍋でシロップを作る「クッキング・ロマン」は到底理解できるはずもなく、そんなことだから渋い桃ばかり食べるハメになる。(←うそ。レンジ、じゃんじゃん活用してね。)

さて、湯気の立ち上がるアツアツ状態の桃が出来上がったところで、問題のシロップを一気にジャジャジャーっと注ぎます。


そして再度ラップをして、レンジで4分加熱します。

さっきの5分はサフェーサーの役目で、今度の4分は塗装の役目。

さーて、あなたの桃にどんな照りと輝きが出るか・・・。

お楽しみに。
コンポート作りも、ここまでくれば出来たも同然。完成度85%。
はい、こんな感じにツヤっと仕上がります。

今回使用した桃は、最初の切れ目を入れる段階で、実と種が外しにくかったので、このままの形で調理しました。

このあと5分もすれば、手で持てるくらいの温度に下がるので、それから6等分にし、種を取り除きます。
今回の予算は、ほとんど桃4個の値段、300円から500円の間で出来ると思います。簡単で、リーズナブルで、ある程度保存のきく、コンポ−ト。

この時期、我が家では毎朝と言っていいほど食卓にのぼります。自家製のヨーグルトと和えると、より一層、清涼感が増し、気持ちよく目が覚めます。

この秋、是非あなたもお試しあれ!







もし、桃の皮がうまく剥けない時は、レンジで1分加熱すると良い。

最後にお好みのリキュール類を加えて出来上がり。

まあこれは風味付けというか、クルマで言えば「塗装のあとのコンパウンドで磨く」みたいな行為ですね。

我が家では、ラム酒、ブランデーなどを多用しますが、アルコールが苦手な方は別に入れなくても構いません。

桃とシロップの温度が、冷めたら、適当な空き瓶やタッパ−などに移します。

あとは冷蔵庫に入れて冷やして食べます。

だいたいの賞味期限は冷蔵で約1週間。古くなってくると桃が発酵しはじめ、酸っぱくなるので注意。

しかし、ここで裏技!

調理経験の浅い人には絶対お勧めしませんが、この発酵した桃を使ってパンを作ることも出来ます。そう、これぞまさしく天然酵母。

さらに裏技・その2!

桃を食べた後に残ったシロップ。せっかく喧嘩しながら作ったシロップを捨ててしまうのはもったいない話。

コップに1:1の割合で、桃のシロップと牛乳を混ぜると、なんとも形容しがたい「高級紳士・桃ジュース」が出来ます。クラッシュした氷を入れキンキンに冷やして召し上がれ。


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