web Cafe Adrenaline vol.84
2009-1-01 (木) update
since 2000
My favorite music of winter
2009 Happy new year THE BEATLES
やはり・・・冬と言えば・・・コレか?
2009年 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
うんざりするほど”Bad news”が多かった2008年、あなたは如何でしたか?
たしかに当店も、原材料費の大幅アップに苦しめられたのは事実であり、まさしくBad newsでしたが、昨年以上に、年間を通じ、安定して、集客に恵まれたこと、これはGood
newsでした。
ここ最近、各メディアでも、”今までのあり方について見直そう”、みたいな論調が多くなってきています。
その理由として、”未曾有の経済危機に瀕しているから”、とのことですが・・・
「確かにそうだけど、その前に何かしら打つ手は無かったの?」、もしくは、「気付かなかったの?」、「このまま未来永劫、右肩上がりの成長をし続けるとでも思っていたのか?」、と思うのは僕だけではないはず。
”好事魔多し”
先人は、これらのことを、このたった5文字でよくぞ表現したものだと、あらためて感心します。
事態が暗転し、追い詰められた状況では、なかなかポジティブな発想は生まれないし、物事を冷静に両面から見て、いろんなことをシュミレーションして、じっくり考える時間が得られないので、結果、その場しのぎの、ガタガタの、ユラユラな答えしか生まれない。
だからこそ、右肩上がりの時に、ある程度備えておくべきだった。
そうすれば、ここまで悪化しなかったのではないかと思う。
よって、”今までのあり方について見直そう”・・・という本当の意味は、
コスト削減や、派遣切りや、生活費を切りつめる、といったマイナス要因ばかりではなく、好事魔多し、という言葉のもつ、常にニュートラルで、冷静な気持ちを忘れない、という精神のあり方について・・・
だと解釈したい。
仮に数ヵ月後、もしくは数年後、
景気が上向きになったとしても、このことは忘れないでいたいと思う。
国も、また、個人としても。
Get back!
↑もちろん初期の”Early”なビートルズも好きだけど、この冬の時期、
↓まったりとロックに浸りたい時は、”すでにバラバラになってしまった感のある最終ビートルズ”、が良く似合う。
かつてアイドルとして売り出された彼らだったが、「HELP!(4人はアイドル)/1965年」から、わずか5年でこんなに枯れた、モサモサの風貌になるとは誰が予想しただろうか。
この頃、’60年代後半といえば、ベトナム戦争が泥沼化し、
それに抗議する若者が中心となって生まれたムーヴメント、”ヒッピー”、が台頭した時代。
そんな彼らの象徴が、マッシュルームヘアをやめ、
場当たり的で、つまらない商業主義に反旗をひるがえしたのが、元アイドル・ビートルズであった。
後にも先にも、これほどまでに”反体制”をメロディアスに仕立て上げ、唄い、
世界中でヒットし、(※当時、ソ連、中国、東欧などの共産国では不適切な音楽として締め出されたが)
最後の最後に、所属レコード会社の屋上に登ってゲリラライブを行い、警察官に阻止されながらも、47分間、きっちり演奏したグループはいない。(演奏後、リンゴ・スターのみ逮捕されている。)
その時の模様は下記のYouTubeに3部構成でばっちり収録されている。是非ご覧あれ。
これは今見ても、何度見ても、ショッキングで、センチメンタルで、素敵な映像である。
イギリス/ロンドンのアップル社の屋上で行なわれたゲリラライブ、
通称”ルーフトップ・コンサート ”の模様。
2009年は、1月3日 (土)am9:00〜営業します。 今年も宜しく!
Cafe Adrenaline/水野雄一