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web Cafe Adrenaline vol.18
2001年11月24日(土)、カフェ・アドレナリン・5周年記念ライブが行われた。
出演は昨年に引き続き、はるばる、おとなり三重県から「this」のお二人に来て頂いた。

ご記憶の方も多いと思うが、前回(昨年の時)は、こちらの手違いもあって「this」のお二人の到着が、かなり遅れてしまい、結局、機材の搬入やら、マイクテストやら、スピーカー調整やらもろもろの準備作業を、狭い店内の、しかも食事中のお客さんの目の前でドタンバタンとやる格好となった。

ある意味、「本当にライブ感あふるる」ゲリラ的な演出になったが、主催者側とすれば、お客様からしっかり料金を頂いているわけで、もろもろの準備は本番前に済ましておいて当たり前の話。
そのような反省点を踏まえ、今回は準備に余念がなかった。このように→事前にポスターも掲示し、チケットもほぼ即日完売。
肝心の出演者にいたっては、開演1時間前にリハ入りしてもらい、思う存分、サウンドチェックをしてもらった。

なーんだよ、俺だってやりゃー出来るじゃねーかよぉ、そーだよ俺は昔から、やりゃー出来るんだよ!ラララ〜っと気分転換がてら店の表に出た。
this is Happy!
するとそこへお客さんが登場!?
しかし、開演までにはまだ1時間近くも早い。まだ店内では、thisが大音量でリハーサルをやっている状態。「ごめんね〜7時からなんだよ」と言うと、そのお客さんは「あれ?6時からって聞いてますけど・・・」と不安げに答えた。と、さらにそこへもう一組のお客さんが登場!?
「やっ、こんばんわ!」と、やたらと元気がいい!おいおいな〜んでだよ〜と、こっちは明らかに情けない顔をしながら、「い、いらっしゃい・・・」と言いつつ、「お、俺ってさ6時からって言ったっけ・・・?」と聞くと、「そーだよ!」と笑顔で返された・・・。

まただ・・。今年もだ・・。
どーやら私は、みんなに6時開演と言ってしまったらしい。
・・・ちょっとした絶望感に襲われながらも、とりあえず事態の収拾につとめた。「申し訳ないけど、あと1時間、ズラして来てもらえない?ホントごめん!」

・・・なんとか、なんとか御理解を頂き、ことなきをえた。
が、まだ残り30名近くいるのだ。それを思うをまた罪悪感にさいなまれた。
トホホ・・・。
しかし、不思議なことに、私が間違えて「6時開演」と伝えたのは、後にも先にも、この2組だけだったようで安心した。

午後7時すぎ、毎日見る顔、初めて見る顔、懐かしい顔と、次から次へと多くの方が駆けつけてくれた。さっきの「6時の人たち」も、何事も無かったの如く、グラス片手にヤンヤヤンヤと楽しそうである。
ビールやワインが乱れ飛ぶ中、いよいよ本日のメインイベント、thisのライブが始まった。
素人には、さっぱり分からない次元で音作りが行われていく。
簡単に言えば、この空間、つまりカフェ・アドレナリン・で一番キレイに反響する音を探しているといった感じである。
ステージも最高潮に盛り上がったところで、私は何を思ったか、thisのお二人に対し、(無礼にも)突然リクエストを申し出てしまった!一瞬、お客さんたちはキョトンとしていたが、私は構わず続けた。
「今日、ここにお越しのお客さんの中で、来年ご出産を控えておられるご夫婦がみえます。できましたら、そのご夫婦のために、これから生まれてくるお子さんのために、なにか1曲弾いてくれませんか?」

そう言い放った瞬間、どこからともなく拍手が沸き起こった。
そしてバイオリンの宮島氏は、ニッコリ笑って、「喜んで」と言い、静かに目を閉じ、数秒間の沈黙の後、彼の弓はゆっくりと動き出した。

やわらかい音色が、店中に響き渡った。ゆったりと、やさしい空気に包まれ、私はなぜか知らないけど涙が出そうになった。
←当日配られたパンフレット。
非常にレア物なので、来場された方、大切に保管して置いてください。

とても思い出に残る、楽しい5周年記念ライブでした。














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