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web Cafe Adrenaline  vol,  245
2014-10-03 (金) update
since 2000

直してずっと使い続ける
当店のオーディオ/マッキントッシュをオーバーホール の巻




(創業翌年の)1997年から当店のBGMを鳴らし続けてきたオーディオ
マッキントッシュ2台(C26とMC2255)がここ数年
各部の消耗により絶不調であった。

とくに今年に入ってから全く音が出なくなる症状に見舞われ、
かと思えば突然復活したりで・・・さすがに業を煮やしこの夏、
名古屋のとあるハイエンド系ショップへ修理に出した。
(さらにそこから東京のカスタマーセンターへ送られる)

数百箇所を総点検され、
不良箇所はその場で部品交換、もしくは基盤はんだ修正を行う。
そして動作テスト&エージング(音慣らし)を繰り返し、問題が無ければ完成。
結果、今回はオーバーホールとなった。

で、面白いのは「完成してから見積もり額の提示」というシステム。
これに関しては僕も知らなかったが、
見積もりが出ましたと連絡が入った時点で修理完了→
OKならば納品される。

もし見積額に不満がある場合は、輸送費・最低工賃のみの請求で、
あとは元の状態にして(つまり壊れた状態で)返却される。

これはある意味、先人たちが築き上げてきた
(メンテナンス費用を惜しまない)
(そして直してずっと使い続ける)
高級オーディオならではのシステムだろう。

ちなみに、
過去に見積額に対して不満をもち
返却するはめになった客はいたか?と聞くと
そのハイエンド系ショップの店員は、
「ゼロではないです。ただ、壊れたまま所有する選択をしない限り、
少々高くても直した方が長い目でみれば得、というか幸せです。
仮に手放すにしても、きっちりオーバーホールしてから売った方が得です。
オーバーホール済みのマッキントッシュなら(保障も付くので)商品としては即戦力です」
とのこと。

一般的な家電やクルマの世界ではありえないシステムである。






いずれにせよ僕にとって愛着のある2台だし
いまさら他機を使う気にもなれなかったので、
(たしかに少々高かったが)きっちりオーバーホールしてもらい
9月9日(火)、約一ヶ月ぶりに戻ってきた。

普段の営業中はBGMとしての役目なので
お客さんにしてみたら「ただ鳴っている」程度のことだが、
閉店後や休みの日には、壁や床がズンズンするくらいのボリュームで
ジャズやロックやクラシックを楽しんでいる。

芯があってツヤがある、まろやかで骨太なサウンドが見事復活。





上図、パワーアンプ/MC2255の重量は約40キロ。
しかも設置場所は床から1m70cm以上の棚にあるため、
上げ下ろしには最低大人3名以上、尚且つそれなりの腕力が必要。

今回はやむを得ず、地元消防団の仲間にヘルプを頼んだ。
ほんとにそんなに重いの?と半信半疑だった彼らも
担いだ瞬間に「う、う、うっそー!!」と叫ぶ。

不調を感じてから数年間も騙し騙し使ってきた理由がここにある。
一人で上げ下ろしできない重量物の移動は億劫極まりない。

搬出を手伝ってくれた、桑ちゃん、慎ちゃん、川村くん、今井くん、
搬入を手伝ってくれた、加藤さん、こーちゃん、
ありがとう!




今までスピーカーケーブルの接続は、
被覆をむいて先バラのまま無造作につないでいたが、
やはり接触不良の原因になるので、これを機にY端子を付けることにした。

ここまで書いておいて言うのもなんだが、
僕はオーディオマニアではないし、安くて良いモノなら言う事なし、
と思っている。

※ただし自分なりに良い音の基準というのはもっているので
それを満たす音響設備が維持できるよう努力している。

なのでY端子も近所のホームセンターで工事用の
20個で200円くらいのやつを買おうかと思ったが
さすがに躊躇するクオリティだったのでやめた。

で、前途したハイエンド系オーディオショップへ行った時に、
何か良いY端子はないかと聞くと、「ありますよ」と出してきたのが上図の物。
8個入りで税込み3,218円。ホームセンターのやつの約40倍の値段。

材質が純銅で、宝飾品と同じ24金メッキが施され、
情報伝達量がどーのこーのと説明されつつ、
内心馬鹿馬鹿しいと思ったが、
どうせなら身銭を切ってから馬鹿にしてやろうと思い購入。

使ってみた感想は、
劇的に良くなったとは思わないが、
ボリュームを上げていった時のクリア感は多少増したかも、という程度。

※ただ今までも十分クリアだと思っていたので、
(多少とはいえ)さらに上の世界があったのかと感心した。

いずれ20個200円のやつも試してみるので乞うご期待。




次回のオーバーホールは15年後〜20年後の予定。
そのころはリニア新幹線も開通し、この近所も都市開発され、
僕も初老に達しているはず。

つーか、その時、上げ下ろしはどうする!?

・・・今から楽しみである。



Cafe Adrenaline / 水野雄一







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