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web Cafe Adrenaline  vol,  201
2012-3-19 (月) update
since 2000

爆音の弔い
中津川ロックの聖地ともいうべき「ライブハウス・ブレス」のオーナーが逝去 の巻

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正月気分もさめやらぬ1月10日、
ライブハウス・ブレスのオーナー/渡辺氏が亡くなられた。享年47歳。
長年患っていた心臓病が悪化、そのハートビートが止まってしまった。

あまりに早すぎる死に、この界隈を活動拠点とするバンドマンらが
連日追悼ライブを行った。今回はその中のひとつ。



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2月の中津川は、うんざりするくらい寒く、
腰痛もちとなった自分には厳しい季節。

とくに店が終わってからの痛みはピークに達しており、
本当なら家でゆっくり静養すべきところを、
リュックにカメラを突っ込み、JR中央線に乗り、
中津川駅で下車し、徒歩5分でブレスに到着。

この日、あえてクルマではなく、電車を利用したのは、
”・・・密かに生ビールを飲んでやろう”との魂胆から。

そのため、痛み止めを服用しない、という徹底ぶり。というか暴挙。

まあ腰痛生活も2ヵ月めに突入すると、
それなりに痛みとの付き合い方も心得てくるので、
なにがなんでも絶対安静が最善とは思わなくなる。

たまにはこんな風に、乱痴気騒ぎを生ビールとともに堪能し、
いよいよヤバくなってきたらすみやかに勇気ある撤退をすべし、
くらいの方が心身ともに健康でいられるような気がする。

また、それがあの世へ逝った渡辺氏への弔いにもなると思った。



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トップバッターは、岐阜県関市からお越しの
(・・・だったと思うけど間違ってたら許して)KKK。

今回の出演バンドはオールPUNK系と聞いていたので、
僕はてっきりあの白人至上主義団体のクー・クラックス・クランの略称
KKKから取ったのかな?と思っていたら、
MCで「・・・ではなく、ラーモンズの曲名から拝借した」、とのことだった。

アウェーでトップバッターはなかなかツライものがあると思うけど、
ド派手な演奏と、ボーカルの人懐っこいMCで場内を沸かせ、
上々の滑り出しでした。うん、良かった。


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中津川在住のハードコア&ノイズコアといった感じのバンド「ルモローゾ」。

イタリア語で、「うるさい、大声、騒がしい」、という意味だけあって、
その看板に偽りなし。狂気なまでの絶叫ステージを披露。

往々にしてこういった支離滅裂なボーカルな人ほど、
普段は真面目でちゃんとしている場合が多く、このshogo 氏もそんな感じ。

僕はてっきり初対面かと思いきや、
何度かアドレナリンに来てくれたことがあるとのことで、
いやはや感謝感激。

RUMOROSO の音楽的特徴として、
エフェクターを効果的に使うことが挙げられる。
怒涛の勢いで爆音が疾走する中、ガリガリ、キリキリ、ユラユラした
瞑想的で幻想的なギターエフェクトがまるで紫煙のように全体にからみつく。
このあたりがノイズコアだと感じるところ。

で、このエフェクトを担当しているyou 氏にステージ後お声を掛けていただき、
「撮ってくれた画像を楽しみにしています!」とのことでしたが・・・ 
・・・あかん、撮れてなーい。全く申し訳ない!次回リベンジします。(汗)

ちなみにリードギターのモヒカンのかたは、
過去にもご紹介した「ザ・リベレーターズ」のyu-ki 氏。
相変わらず抜群の存在感やね。&
先日はご来店頂き有難うございました!



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(たしかこちらも)岐阜県関市からお越しの「メイキング・ザ・ロード」。

ハイスタ系メロコアといった感じで、甘酸っぱいメロディがノリノリ全開。
ボーカルMCの「中津川、熱いぜ!最高!」という雄叫びが印象に残っています。

どちらかと言えば、パンクの中でもメロコアはフレンドリーな感じなので、
こういった何気ないコメントが、ストレートに、ズバッとに響きます。
分かりやすいとでも言うべきかな。

また曲調としても、アップテンポで、キーが高めなので
(ある意味それがメロコアの特徴)、生身の楽器、ボーカルの体力消耗は
見ていて顕著。またそれが醍醐味。

聴衆から見て、あきらかに余力が残っていないと感じれば感じるほど、
そのボーカルに対し、そしてバンド全体に対し感情移入するし、その結果、
最高のフィナーレを迎えることができる。(ことが多い)

いくら好きでやっている事とはいえ、腹の底から声を出し続け、
何かしらを演じ、何かしらを伝えることはそれなりの苦しみも伴うはず。
しかしそこでへコタレず、最後までやり切った時、人々に感動を覚えるし、
そのお返しとして惜しみない拍手が送られる。

これはロックバンドに限らず、表現者としての不文律。

関市、最高!



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今回の「境界線vol,7」の主催者である「ミドル・ツー・リバース」。

力強いボーカルでグイグイ引っ張っていく感じですが、
ギター、ベース、ドラムの息がよく合っていたなあ、と思いました。

またこの時分になると場内もかなり賑わっており、
観客との一体感もあり & 僕自身ほろ酔い気分であり、結構ノリノリでした。

今回このライブに誘ってくれたのは、ドラムのHIROくん。
このHPでも紹介した「照和」というバンドのドラムでもあります。
いつも思い切りの良い、パンチの効いたドラミングに胸が高鳴ります。



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おー!いーぞいーぞー!って感じでしたが

・・・と、この辺が限界かな?と感じました、

腰が。

このあと、いよいよトリの「ザ★ぺラーズ」なのですが、
冷静に考えてここは勇気ある撤退をすべしと判断。
すみやか会場を後にしました。
くー、残念。

帰りの電車/ヒーターが異常に効いた座席に体をあずけ、
徐々に痛みが和らいでいくの感じながらこう思うのでした・・・



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いつか!必ず!


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あらためまして、ブレスのオーナー/渡辺氏に合掌。






そして








ありがとう。










Cafe Adrenaline / 水野雄一



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