web Cafe Adrenaline vol.175
2011-6-01 (水) update
since 2000
2011GWあれこれ
震災の影響がどんな風に出るのか心配でしたが、おかげさまで の巻
それぞれにいろんな不安を抱え、いつもと違う状況で迎えた2011年GW。
「景気の悪化から消費が落ち込み、それがそのまま客足にひびく」、という見方もあるし、
「いつまでも辛気臭いのはごめんだ!」、という理由で妙に活性化する場合もある。
アドレナリンに限って言えば、今年のGWはその両面が出たように思う。
いずれにせよトータルで見れば僕の予想をはるかに上回るお客様に恵まれ、
つくづく常連客の有難みと、新規のお客さんとの出会いに感謝しました。
まるでプールの水面に浮かべた発泡スチロールの板の上を
ゆらゆらしながら渡っているような日常の中で、「HPをみて来ましたよ!」とか、
「クルマの撮影をお願いします!」、と言ってもらえる幸福感は身に沁みる。
ぶっちゃけ、こっちが助けて欲しいくらいのところへ、
初対面にもかかわらず全幅の信頼をよせて来てもらえるのは
どえらいプレッシャーであると同時に、このうえないモチベーションを授かる。
あーすれば良かった、こーすれば良かったと、
客数に比例して反省点も増えるのは毎度の事で、
なかなか自画自賛の境地には至らないけど、
こうした日々の積み重ねがアドレナリンの方向性を決めるわけで、
僕はそうしたお客さんからの導きによってゆらゆら渡らせてもらっているに過ぎない。
そんな風に感じた2011年のGWに感謝!
写真撮影のご依頼で名古屋からお越し下さったHashiguchi 氏。
提案させて頂いた12作品のうち8作品をお買い上げいただき感謝感激。
毎回撮影した画像をもとにデザインするのですが、
それがオーナーさんにとって全てビンゴではないだろうし、
僕自身の出来・不出来もあるので何とも言えないけど、
初対面で、尚且つ短時間の撮影で、これだけ評価して頂けるのは嬉しい。
7月上旬の仕上がりを予定しておりますのでしばしお待ちを!
たまたまなんだろうけど、雨が降ってこりゃあ今日は暇かな?
と思っていると、救世主の如く現れる”カミチーノ軍団”。ほんと神だと思います。
もし次回も使ってもらえるようでしたら、今度こそピーカン天気での撮影を希望しております! いつもありがとう〜!
写真撮影のご依頼で大阪よりお越しくださったAkihiro 氏。
1997年にデビューしたプリウスも14年が経ち、
現行で3代目となるといろんな意味で熟成を増す。
とくに、こうしたサブカルっぽい遊び心は熟成の表れで、
ちょっぴり反体制の気配も伺える。
「ああプリウスも単なる自動車界の優等生ではなくなったんだな」、と実感する。
ただし、それはあくまでも
「HV車でもクルマをクルマとして楽しむべし!」、
という愛好家ならではの発想/意思表示であり、
環境問題に対し自動車メーカーが取り組む姿勢そのものに異論を唱えているのではない。
話は逸れるが、僕は最近の痛車ブームも決して否定的ではない。
もちろん法規・道徳に基づいた上でやるのが大前提だが、
自分の大好きなものを公表し、その瞬間から周囲の人々のリアクションを受け、
それが好意的なものであれば嬉しいだろうし、
否定的なものであればそこで何かを考えるだろう。そこが重要。
僕自身もそうだけど、自分のスタイルで何かを発信することは
それ相当のリスクを背負うことになる。
しかし、そこで向けられる賛否をきっちり受け止めてこそ強くなれると思うし、
と同時に、ものの考え方に柔軟性が備わると思う。
そういった意味で、アドレナリンも、痛車も同じだと思う。
せっかく背負う十字架なら、自分の大好きな十字架のほうが良いに決まっているから。
このプリウスは最小限のカスタムにも関わらず、
かなりのインパクトを与えていると思うので好感が持てます。
サイドビューなんかヨーロッパ車みたいでカッコいい。
また宜しく!
Cafe Adrenaline / 水野雄一
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