web Cafe Adrenaline
vol.116
2009-10-20 (火) update
わおー今日で丸13周年だ!
since 2000
Boy's Rock
きっかけなんて、そんなもんだろうし、今後に与える影響なんて考えていたらロックなんて聴けないの巻
先日、小学1年生の息子にせがまれ、
ミッドランドシネマ名古屋空港まで「ペンギンの問題」というアニメ映画を観てきました。
正確に言えば、「ペンギンの問題」を観たのは、かみさんと息子で、
さすがに僕はあまり気が進まなかったので、「悪いけど」、と単独行動を申し出て、
同じ時間帯の別のスクリーンで上映の「くもりときどきミートボール」というCGアニメ映画でお茶を濁すことに。
まあ、これはこれで、いったいどーなんだ、という感じでしたが・・・
で、観終わったあとロビーで合流すると、息子はいきなり、
「ででで、でーで、でーで、でーでん!」、と口ずさみ、「おとーさん、この曲なんて曲?」、と質問され、
・・・ははーん、なるほど。
僕の観た映画もそうだったけど、上映前の予告編で頻繁に流れていた「20世紀少年」のテーマ曲、
T−REXの「20th Century Boy」のことか、と思いました。
たしかに、大音量でガンガンにかかっており、
しかも、すっごくイイ音だった。
あーたぶん、あれにヤラレたんだろうなと思いました。
「それは、ティーレックスの20世紀少年という曲だわ」、と教えてやると、
「ふーん、おれ、それ、ちゃんと聴いてみたい」、と爆弾発言。えー!
おいおい、6歳じゃまだ早いよ、
それならそれで、ちゃんとビートルズから入門してだな、
中学生になったらローリングストーンズとか聴きつつ、で、グラムロックでしょ、普通、
そりゃあストーンズには行かずにハードロック、もしくはプログレッシブ・ロックという道もあるけど、
う〜む、ど〜かな〜、この場合、いきなりT−REXから入るってのはぁ〜父さんあまり感心しないなあ、
いいか、これは別にお前のことが憎くて言っているんじゃないぞ、勘違いしないでおくれ、
お前の将来のためを思って言ってるんだ、そもそも、世の中には順序というものがあってだなぁ・・・
・・・みたいなことを言ってみようかと思ったが、アホらしくてやめた。
何歳であろうと、音楽から刺激を受けるのは素晴らしいことだし、
たとえそれが、’70年代の、UKロックの、狂気の、イントロの、ギターのリフの一部分であっても、
本人にとってはビビビときたのだから、それはそれで成立しているんだからいいと思う。
ちなみに僕がはじめてT−REXを聴いたのは高校一年生/16歳だったと思う。
たしか2階の倉庫に昔聴いていたカセットテープが山ほどあったはずだが、
なにせ探し出すのに億劫だし、見つけたところでデッキが(繋いで)ないし、
どーせならこの機会にCDで聴いてみたいし、というわけで、
ネットで2枚組みのベスト盤を買ってみた。
まー、それはそれは’70年代花盛りですわ。
印象としては、もっとドカドカした感じがあったのですが、
久しぶりに聞いてみると意外とスカスカした感じで暑苦しくない、つーか、
たぶん、記憶のどこかで、T−REXと、レッド・ツェッペリンがごちゃ混ぜになっていたんだと思う。 (おいおい)
今はボルボのCDチェンジャーに仕込んであるので、
移動中、息子はノリノリで、マーク・ボランのエレキギターとボーカルを大音量で、浴びるように楽しんでいる。
つーか最近はデタラメ英語で一緒に歌っている・・・
はたして、これが吉と出るか?凶とでるか?
まあ、いずれにせよ、
子供の頃から、いろんな音楽を聴いて、
いろいろと感じるのは大変結構なことだと思う。
Cafe Adrenaline /
水野雄一
いやー、申し訳ない。
今年は、諸般の事情で、周年記念特別長編・「回想」はお休みします。
というものここ数ヶ月、Memories Photo Service (以下MPSと略) が予想以上にご注文賜りまして、
空いた時間はすべてそちらへ費やしておりまして、このHPもその合間を縫って更新している次第です。
なので、さすがに13年前を振り返って文章にしたためるには、あまりに時間がなく、気持ちのゆとりが無く・・・ご勘弁を。
全く、いつからこんな骨の折れる作業をし始めたのか、自分でも分かりませんが、
MPS、最近の傾向としまして、1台のクルマにつき、3〜5パターンのデザインを起こしています。
なので3台ご注文頂きますと、なんやかんやで10パターン以上は作っています。
基本的には、ちょっとづつ変えてパターンを増やすのではなく、全く感じの異なるデザインを展開しています。
1パターンが30分で出来る時もあれば、延べ3時間かけても、「・・・うーむ、なんか違う、えーい、ボツ!」、みたいな時もあります。
正直、自分でもよくやるよなー、と思います。
デザイナーでもないのに、いくら本業の傍らとはいえ、毎日毎日デザインのことを考え、
頭を悩ませている飲食店オーナーなんて、そうは居ないと思います。
ただ、そこまでしてやる動機の一つに、
「ネット上では伝えきれない、アナログ的な美しさ/迫力を味わって頂きたい」、という思いがあります。
現在、HP上にアップしている画像はダウンロードし易いよう、
サイズを縮小したり、画素数を落としたりして、元の75%くらいの情報がカットされています。
まあ、これはこれでアリですし、必要ですし、今のネット環境では致し方ない事だと思います。
ただ作り手としましては、
この溢れんばかりの濃厚な元画像データを扱っている身としましては、
「最終的には、ご興味のある方で結構ですので、この素晴らしきアナログな世界を、是非とも100%の状態で、肉眼で味わってもらい」、という感じです。
ちなみに、
額装している額も、実は仕入れてきてから、全てガラスを取り外し、洗剤で微妙に付着した汚れを洗い落しています。
実際、これをやるのとやらないとでは、クッキリ感が違いますし、「えーい、ここまできたら、毒を食らわば皿までじゃ!」的なノリがあります。
こういった修行のような作業が、今後の僕に、アドレナリンに、どういった影響を及ぼすのか分かりませんが、
前号でも書きましたように、自分としましては、「今はそういう時期なんだから、楽しんで皿まで食らおう」、というスタンスです。
ほんと、阿呆ですね。
そっかー明日から14年目に突入かー、頑張ります、「らしさ」、を忘れずに。
今後とも宜しくお願いします。