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web Cafe Adrenaline vol.71
2008-9-05 (金) update
since 2000



Heritage Car

初期型のRenault 5 Turboが来てくれました

偶然なのか、必然なのか・・・

現代の路上において、
このルノー5(サンク)ターボというクルマは歴とした”非日常”だと思うのですが、
当店にいたっては創業当初より、なぜか、いつも、誰かが乗り付けていた感のする”日常の風景”であります。

とりたてて僕がこのクルマの大ファンというわけではないのですが、
こうやって長期間にわたり、入れ代わり立ち代り、方々から色んなサンクターボが来てくれると、
嫌でもこの車に関する情報量は増えるし、(←嫌なんかい/笑)
そうすると、それを元に何らかの感情が芽生えてきまして・・・

「ああ、案外、世の中にはサンクターボがいっぱいあって、それに夢中になる人も大勢いて、
電気系統が弱いからダメだとかごちゃごちゃ言ってるけど、結局、直して直る範囲内なんだろうし、
それが証拠に、こうやってしょっちゅう乗って来てくれるんだから、やっぱ良いクルマなんじゃないか」

・・・みたいな、

この世知辛い世の中において、
”結果オーライな人生を楽しむゆとり”、を感じますし、
ひいては、それが羨ましいとさえ思えてきて、なんだか好意的な印象すら持つようになり、
それより何より、そんな彼らがこれまでアドレナリンに足繁く通って使ってくれた飲食代は、
今の店舗に換算すると、柱何本分?、みたいな貢献度がございまして、
大ファンじゃない、なんて口が裂けても言えませんし、そんなこと言ったらバチが当たると思います!(汗)




えー、そんなわけでいろんな感情が渦巻く中、
今回は、飛びっきり珍しいターボ1という初期型モデルをご紹介!





比較的、改造されていないオリジナル度の高い固体に心がときめきます。(笑)

とても25年以上も前に作られたとは思えないボディの艶です、奇跡のオリジナル塗装です。

全長×全幅×全高:3664(短っ)×1752(幅広っ)×1324(フツー)mm車両重量:970キロ



これはノンオリジナル。

フランス車といえば、イエローバルブがよく似合うのですが、いかんせんアレじゃ暗い、暗すぎる。
つーことで、最新のHIDに交換し、ごらんのようなイエローなプラスチック板でレンズカバーを作成されたとか。

うーむ、賛否分かれそうなカスタム方法だけど、このオーナーさんのように、
昼も夜も、晴れも雨も、関係なく、ガンガン走りたい人にとっては、HIDという選択は避けられないと思う。




三角の透明なプラスチックが貼り付けてありますが・・・

あの〜これ何?ってお聞きしたところ、「雨対策です」、とのご回答。

走行中、雨に降られると、ボンネット周辺の雨水は全てここに大集合して、車内に大侵入してくるので、
・・・・それ防止のため。(苦笑)

つーか至るところでプラスチック板、大活躍やな。



ステアリングは、ご覧のようにスパルコ社製にチェンジされていますが、
ちゃんとオリジナルも残っているとのこと。

つーか、この個体のスゴイところは、
歴代オーナーがちゃーんとオリジナル部品を保管してから、改造に着手し、
その改造も、あとからキチンと元に戻せるようにしてあって、
で、手放すときは一式揃えて、欠品が無いよう次のオーナーへバトンタッチしていること。

ある意味、こういうのもヘリテージって言うのかな?

ま、安っぽい表現かも知れないけど、そんなところに、妙に、”男のロマン”、みたいなものを感じますな。



じゃ〜ん、超レアなオリジナルシート!

普通のクルマは腰の部分でリクライニングしますが、これは固定です。
そのかわり、頭〜背中にかけて用意されている縦じまの部分だけが可動、リクライニングします。

オーナーさんのご好意で、ずーっとこれに座ってましたが、なんつーか不思議なシートですわ。
硬いんだけど、体に吸い付くような形状なんだよね。

やっぱフランス人すげーわ。



メータの針をじーっと見て下さい。・・・なんか曲がってない?

そう、曲がってるんですわ。(笑)

熱で曲がっちゃう



すると針がパネルと干渉して動けなくなる



そりゃ困る



とはいえこのタイプのメータはすでに絶版なのでそう簡単には変えられない



困った困った



えーい、だったらパネルごと少し浮かせて曲がったままの針でも動けるようにしてやれ!


・・・・みたいな対策がとられているようです。


トヨタの人がみたら発狂しそうな物づくりですが、・ですが、・・・ですがっ、これでも当時の新車価格1,000万円也。


きゃあーああああー!





ずらっと並んだ5つのスイッチ。

試しに押してみたのですが、なんと2センチくらいめり込みます!
(※体感的にはそれくらいという意味で・・・けど予想以上にめり込みます。笑)

&

この写真には写ってないけど、下の段/一番右側に時計があるんだけど、
この秒針の音がやたらデカイ!

まるで、お父さんが勤続30年とかで会社からのお祝いで貰ってきた壁掛け時計みたいにやかましい。

まあ、なんつーか、スイッチしかり、時計しかり、ことごとく”車内で体感するテイスト”、じゃないんだわ。

ホント、楽しすぎる!



これまた超レア!オプション設定の天井スピーカー!ちゃんと鳴ってましたよ。

う〜む、つくづくスゴイな〜、’80年代はじめでこんな装備あったなんて!



これまたレアなスペアタイヤです。

シンプルなんだけど、ちょっぴりデザインされたホイルが美しいね。つーか可愛らしいと言うべきか。
黄色に塗ったらヒマワリみたいだもん。

後期型になると、いかにもスペアタイヤ〜みたいなデザインになります。



スリットの中からのぞくダクトが見えますでしょうか?

これはエンジンルーム内の熱気を吐き出すためのもの。

ちなみに、その熱があまりに高温になるため、
このスリット近辺の塗装には無数のクラック(ひび割れ)が発生しています。

まあ、このクルマが’80年代のラリーで勝つためだけに、それ最優先で作られたんだな〜を物語るクラックです。



でた!オリジナルのステンレスマフラー!

これも珍しいよね。しかも、奇跡的にどこにも穴が開いていないのです。




225/50/15インチ、という極めて不経済なサイズのタイヤを履いております。



内張りのカーペット、今のクルマでは考えられないくらい肉厚の素材が使われております。

新車時は、さぞかし目の覚めるようなビビットなオレンジだったことでしょう。



軽いノリで、ほいじゃあエンジンルーム見せてもらっていいですか〜、などと言ってはいけません。

なぜならば、この↑全部で8個もある穴に、一回一回六角レンチを差し込んで回さねば開きませんので。

ちなみに僕も、一応その”大変な儀式”は知っていたのですが、そんなことはすっかり忘れていて、
オーナーさんが汗をポタポタ垂らしながら一生懸命に開けている姿を見て、
あっちゃーしまったーやってもーたー!、と思うのでありました。



はい、これがエンジンルームです。
完璧に室内にありまして、見ての通り、なんの仕切りもございません!

で、いったん動き出すと、熱、振動、ガソリン臭、のトリプルパンチに見舞われ、
こういうクルマに全く理解が無い人/もしくは免疫が無い人にとっては拷問さながらです。(言い過ぎか?)

で、黒っぽい四角い箱はですね・・・




じゃーん、工具箱!

しかも、ちゃんとFACOMってところが妙にリッチな気分にさせてくれますし、
おー、さすが1,000万円のクルマやなー、って感じがします。(※うーむ、ピンボケ残念賞!)

ま、例えるなら、
女性がエルメスのトラベルバッグを買って、
その中にこっそり、そのバッグとお揃いの皮でできたパスポート入れが入っていた感動に近いと思います。
やるじゃん、エルメス!って感じかな、

それくらいフランス車好きにとって、FACOMの工具ってのはブランド力を高めるのに一役買っていると思います。



ギャレット製T3タービンを組み合わせ、たった1,397ccから160馬力を発生させます。しかもOHV。(涙)

アイドリングは小排気量のターボ車特有の”めっちゃ不整脈”でして、
アクセルを空ぶかししても、ザーン、ザーン、と何の色気も無い排気音ですが、
これがいったん4,500回転を超えますと、スワッ!とターボが効きはじめ、
あっという間に前方の景色が溶け出し、頭部が後ろに引っ張られ、ワープみたいになります。

かつて僕が乗っていたアルピーヌV6ターボも似たような加速をしていましたが、
あれはワープというより、高層ビルのエレベーターに乗ってる最中、途中、足が浮いたような感覚になるじゃん、
あんな感じ。V6ターボの方が車重が重かったから、ワープみたいな暴力的な加速は無かったけど。

けど、何ていったらいいのかな、
アルピーヌもそうだし、このサンクターボもそうだけど、
ターボが効きだす直前〜ターボが効きだす瞬間にやってくる、
かったるい日常〜非日常に切り変わる瞬間が最もドラマチックというか、色気を感じる部分なんだよね。



この固体はフランス仕様なので、すべての表記は仏語です。



屋根はアルミ製。

オーナーさんが指で押してくれましたが、まるで紙のように凹みます。


これらの画像を見ていただいてお分かりだと思いますが、
この日、たった10分足らずの撮影時間にもかかわらず、めまぐるしく天候が変わります。
今の時期、特有の天気かも知れません。

季節は夏から秋へ。

もう、このあと5分後には土砂降りの雨がやってきました。










Cafe Adrenaline/水野雄一






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