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web Cafe Adrenaline vol.58
2008-2-01(金)update
since 2000
木を見あげて
look up at the tree and what do think
相変わらず寒いですよね。
いくら暖冬とはいえ、雪が降らないとはいえ、この辺りの朝晩の冷え込みは強烈で、
全ての思考回路を停止させてしまうくらいの威力があります。
これは1月31日 (木)朝8:00ごろ、店の東側にある雑木林を散歩した時に撮影したもの。
店内の掃除を終え、ほんの5分くらい、上着も羽織らず、極寒の中ぷらぷらと出て行き、
”寒さの限界を感じたら戻ってこよう”みたいな、わけのわからないルールを決めてシャッターを切る。
ぬくぬくの店内から毎日見ている、飽き飽きするくらい見慣れた木々。
だけど、こうして至近距離からファインダーを覗くと、
その生々しいまでの、ワイルドで、繊細な生命力を感じることができるし、
その表面を覆うびっしりと生えた苔(こけ)も、これで生きているのが不思議に思えるくらい
コチコチに凍っている。
そんな木をみて何を思う?
なんだろな。
ぶっちゃけ、こうやってまじかに見ると、その圧倒的な存在感はドーンと伝わってくるけど、
前途のように”思考回路停止状態”なのでよくわからないな。
あ、まてよ、そんなに深く考える必要はないのかも?
単に、この木が僕のことを呼んで、僕は無意識のままに呼ばれていって、
何かを伝えるわけでもなく、ただぼんやり見あげて欲しかっただけかも知れない。
また、そんな時間をプレゼントしてくれたのかも知れない。
最近あなたは、木を見あげてますか?
ついでにこっちもコチコチ。
走行距離12万キロを超えたボルボ960エステート。朝日を浴びて解凍中。
いよいよ来年(2009年)、念願の?ガレージを建設する予定です。
なので今年いっぱいは、アイデアを出しまくって、簡単な図面までおこして、
見積もりを出してもらって、予算とにらめっこして、という作業を繰り返すことになると思います。
今のところ、店舗に併設する予定なので、
”あくまでプライベートな空間”としつつも、
”お客さんから見て、よりアドレナリンのイメージが明確になるような”、それでいて、
”店主/水野雄一と、個人/水野雄一のライフスタイルの両面が垣間見れるような”、
そんなONとOFFの象徴のようなガレージが出来たら、と考えています。
本来、閉鎖的であるガレージを、どこまで開放的に演出できるか?今から楽しみです。
これは3ヶ月くらい前に作ったストーブガード。
僕にとっては3作目なので、それなりに完成度は上がっていると思いますが・・・。(どかな?)
ストーブ本体は6千円くらいのやつで、ガードに使った木材、兆番、マグネットキャッチなどが
正味3千円弱くらいかな。所要時間は、カット&組み立てで2時間くらい。
ここ最近は、ホームセンターに備え付けの大型マシンを使って自分でカットしています。
(店員さんに頼むと有料。といっても1カット30円くらいかな。)
やはり、こういう組み立てものは切断面がきっちり直角にカットされていることが
美しく仕上げるための鉄則だと痛感しましたね〜。
1作目は、何も考えないで、気楽に、怖いもんなしで、手でのこぎり引いてカットしたのですが、
良くも悪くも手作り感ありありで、自分でイメージしていた仕上がりとギャップを感じました。
とにかく、組み立てていくと”水平と直角”がデタラメで、それを修正するのに一苦労。
各パーツが、わずか2〜3ミリくらい斜めにカットされただけなのに、
それらが合体すると、あきらかに傾いたストーブガードが出来上がります。(涙)
で、僕の性格上、納得のいかないモノはそばに置いておけないたちので、
また全て分解し、はじめからやり直す、というアホみたいに面倒くさい作業を経験して以来、
”カットは、マシンが、ベスト”、と考えるようになりました。
そしてこのような、ちょっとした家具を作るときに必要な、
兆番、マグネットキャッチ、などの小さな部品たちは100円ショップで全然Ok牧場です。
僕も最初はホームセンターで売られている1個/200〜300円くらいのやつを使っていましたが、
ためしに100円ショップの兆番ってどうよ、と思い使ってみましたが何ら問題ありませんでした。
さすがに色、サイズなどのバリエーションは少ないですが、
大都市圏の大型100ショップへ行くと専門店顔負けの品揃えなので、
僕の場合、名古屋へ行ったときにドッサリ買い込んでくるようにしています。
この寒さで固まったあちこちの筋肉を緩めてくれるような、そんな心温まるアルバムをご紹介。
クリス・モンテスが1966年に、A&Mレコーズから発売した「The
More I See You」。
(ちなみにこれは貴重なオリジナル盤。)
内容はジャズとは全く関係の無い、古き良きアメリカのどっぷり’60年代ポップスですな。
バックの演奏も超シンプルで、ボーカルのクリスも男性とは思えない超ソフトな歌声で、
ま、いろんな意味で疑いたくなるような人物ですが(笑)、もうね、聴いた瞬間にとろけますわ。
まあこの当時のA&Mというレコード会社は、こんな”とろける系”ばっかしだったからね。
時代的にはビートルズ全盛期で、若者のフラストレーションをエレキをかき鳴らして唄ったり、
世の中を皮肉ったような内容の曲が多かったんだけど、
まるで、そんなトゲトゲした流行に逆らうようなかたちでリリースされたアルバムなんだろうね。
いい意味で軽くて、柔らかくて、温かくて、上品な28分を提供してくれます。
Cafe Adrenaline/水野雄一
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