web Cafe Adrenaline vol . 53
2007 9-28 update since 2000
ツーリングの季節 〜The touring of autumn is wonderful!〜
2007年9月23日 (日)の午後、どよ〜んとした今にも降りだしそうな空模様、
世間では、第22代内閣総理大臣に、福田康夫氏(71)が選出された頃、
アドレナリンの駐車場には、爆音とともに、退廃的な(?)クルマたちが集合した。
今回、ツーリングの途中に立ち寄ってくれたのは、三河地方を拠点とするクルマ好きのグループご一行様。
このグループの中心人物である高橋氏は、
↑この雑誌(ガレージライフ20号/2004年出版)を通じて当店のことを知ってくれた。
以来、2〜3ヶ月に1回くらいのペースで、(いや、もっとかな?)、
ツーリングがてら多くのクルマ好きを引き連れてやって来てくれる。遠路遥々ほんと感謝してます。
クルマの国籍、性能、オーナーの職業、年収、年齢など、実にバラバラだと思うけど、
「たまの休日をクルマで楽しむ」、という共通の認識があるからこそ、それを大切にしているからこそ、
成しえるこの雰囲気。
僕はかつて一度だけ、ヨタハチを運転させてもらったことがありますが、
まず、着座位置がとんでもなく低いのにびっくり!、そして、足回りの絶妙な柔らかさに感動!
そして、その非力さに思わず涙がポロリ!(笑/・・・けど決してネガティブな意味ではない)
にしても、↑この個体は、センス良くまとめられてますね〜。かっちょえー!
シトロエンC4クーペ、これはVTR?VTS?どっちかな?
えーっと、たしか、プジョー307と共通プラットフォームだったはずだけど、
結果、全く似ても似つかない仕上がりやね〜。(笑)
にしてもアヴァンギャルドなデザインだよなー、シトロエンは。
お、一番奥にいるのはヨーロッパフォードが生んだ秀作、2代目フォーカスじゃないか!
なぜ日本ではフォルクスワーゲンゴルフばっか売れて、こーゆー大人のクルマが売れないんだろーなー。
美しい!の一言。
ポルシェ911T
これまた綺麗なバンデンプラ・プリンセス。
たしか5年位前に、やたら欲しくなって、ふらりとあるショップに寄って試乗した覚えがあります。
なんつーか、試乗する前から、かなり怪しい個体ではあったのですが、
お店の人が、「どーぞどーぞ乗ってきてください!程度に自信ありですから!」とのことで運転しましたが・・・
ボディはサビ浮きまくり、ウッドパネルは割れまくり、アイドリングは不整脈極まりない、
アクセルは踏んでも、まるでサイドブレーキを引いたままのように前へ進もうとせず、
ブレーキはかなり手前から踏まないと効かない・・・、とまあ、よくぞこんなコンディションで試乗させるよなあ〜、
と思った記憶があります。(笑)
まあ、僕のファーストインプレッションは最悪なものでしたが、
だからといってバンプラに対するイメージが悪くなったということはなく、
いつかまた機会があれば、接してみたいと思う、そんなクルマです。
2.4リッター、フラットシックスの独特の乾いたサウンドに、みなさん酔いしれていますな〜。(笑)
こちらはポルシェ911SCベースに、2.7リッター改のエンジンを搭載した個体。
おそらく、こういった世界は、とくに女性にとっては、全く理解不能な領域だと思われますが、
男衆には、やたらウケが良く、少々汗臭い感じがするところもまた何とも言えぬチャーミングな部分であり、
また、こういったクルマを維持していくオーナーの生きざまそのものが、
多くの男たちの憧れの対象であることは言うまでもありません!(笑)
ちなみに、これは1982年にリリースされた、ビクターフェルドマンの「L.A.
SUPER RHYTHMS」というアルバム。
ジャケットにあるポルシェ911は、おそらく時代背景から考えてもSCと思われます。
内容は、良くも悪くも(?)バリバリの’80年代で、懐かしいフュージョン系。
なんともまあ、全てにおいて、ドライで、ライトで、オシャレで、薄っぺらな感じがいいね。
けど、あらためて今聴いてみると、あんましデジタルな感じがしないんだよね。そこが好印象。
ま、日本だと、カシオペア、シャカタク、高中正義ってとこかな。
どの曲を聴いても、何らメッセージ性はなく、ただひたすら耳に心地良いフレーズを繰り返すという手法。
ポルシェレコード関連ということで、もう一枚!(笑)
いや〜、懐かしい!たぶんこれって’70年代に発売されたものだと思うんだけど、
A面は、ひたすら走りまくる音で、B面は、妙なナレーション入り。
例えば、やたらブオーン!ブオーン!って、もういい加減迷惑なくらいアクセル空ぶかしておいて、
その次にクラクションをパーパー鳴らして、「さあ行こうか!」、だもん。(笑)
で、シューン!って走り過ぎ去る音がしたあとに、
「ポルシェターボは野心家だっ、
タウンを走れば紳士、
サーキットを行けばオオカミに変身!」
だもん。もう最高・・・。(笑)
※あ、正確には、「変身!」のところの言い方は、「へんっ しぃんん!」、みたいな感じかな。
まあ、分かりやすく言うと、仮面ライダーの変身と同じ変身やね。(笑)
相変わらず人気の高いホンダ・ビート。
あらためて調べてみたら、1991年デビューなんやね〜てっきり’80年代かと思っていました。
しかし発売当初、シガーライター&灰皿までもがオプション扱いだったとは驚き!
お値段、2,800円也!(笑)
さて、ぽつり、ぽつり、と雨が降ってきたようで、各自ここで解散です。
また来てね〜!
この2時間後、この辺は、バケツをひっくり返したような大雨に見舞われました。
また一歩、二歩、秋に近づいたかな?という感じです。
カフェ・アドレナリン./水野雄一
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