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web Cafe Adrenaline vol . 42

2006 8-08 update since 2000



かき氷はじめました




ついに!、というべきか、まあ毎年この時期になるとやたらとリクエストの多かった、
でも、いざやろうとすると、「あ〜特殊なアイテムなんやな〜」と痛感してしまう、かき氷を始めました。

まず、(1)年間稼働率15%いくかいかないかの情況と知りつつも、高価な業務用マシンを買うのが大変、
(2)ついでに置き場所がないので大変、
(3)つーか肝心の氷の確保が大変、
(4)数字上、いくら原価率は低いとはいえ、作るのに手間が掛かるんで大変、
(5)けど、頑張って付加価値をつけても所詮は「かき氷」なので、ま、その店主に良心があるとすれば、
売価上限なんか大したこと無いからやっぱし大変、
(6)とはいえ、手抜きで市販のシロップをじゃーんとかけて完成!できたー!ではまったく芸が無いし、やってて面白くないから、
かけるソースもおのずと手作りになるから大変。

以上のような理由でかれこれ10年くらい、避けて通ってきた禁断のメニュー(?)、かき氷プロジェクトのレポートです。



なんかこう書くと、イヤイヤ始めたような感じにもとれるけど、決してそうではない。
むしろ基本的に、僕は好きなこと以外、仕事にしても、遊びにしても、やらない。

気分が乗らないでやった仕事ほど、時間がたって後悔するものはない、と思っているし、
そのためにリスクを背負って脱サラしたわけだから、
好きなもの/理想のものに向かって突き進んでいく過程を純粋に楽しめなければ、意味が無いと考えている。

アドレナリンの原動力はこれに尽きる。


じゃあ、なぜ急に始めようと思ったのか?、残念ながらこれには大した動機は無く、
梅雨明けした、ほんの10日前、連日30℃を越す猛暑が続いたため、
フラフラと引き寄せられるように、近所の昔ながらの甘党の店で、かき氷を食べたのがきっかけだった。

そこで、今さらながら、
「やっぱ、こういう暑い日のかき氷は、どんな冷たい飲み物や食べ物よりも、”涼”を感じる即効性があるな〜」、と思った。

ただ残念なのは、その大半のかき氷が、食べたあとに、
なにか水分を補給したくなるくらい甘い!甘過ぎる!、ということだった。

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ぶっちゃけ、かき氷は、その名の通り、氷なわけで、
それがたとえ一皿程度とはいえ、体内に入れば、いくらか胃や腸などの消化器系の働きを低下させる。
要は、臓器そのものをピンポイントで冷やしてしまうからだ。
(※正確に言えば、臓器内の血管が急激に収縮してしまうため!)
尚且つ、シロップのような高い糖分は極めて消化に悪い。
(※正確に言えば、胃の粘膜に滞留し、胃液の分泌を妨げるため!)

そこへ後味の悪さを解消するために水分を取りすぎると、胃がもたれ、場合によっては食欲不振をまねく。
みなさんも大なり小なりご経験があると思う。

だからといって、かき氷そのものを否定するつもりは無く、
提供する側が、よく勉強して、もう少し甘さを控えたメニューを用意できないものか・・・?

・・・と、ふつう、かき氷を食べながら、そんなことを考える人はいないと思うけど、
たまたま僕はそう思ってしまのだから、もう止められない。



前途した(1)〜(6)のような理由で、長年、知らんぷりをしてきたが、
この一件によって、俄然、「アドレナリンならこうする」、みたいな想いが湧き上がってきた。

きっと傍からみれば、
あいつは氷をいっきに食べたから頭がキーンとなって、
だからあんな神妙な顔つきで、棚の上の薄汚れた七福神の置物を見ているんだろう、
と、思われたかも知れないが、ま、半分当って、半分ハズレである。


そしてその翌日、僕はインターネットで、かき氷機のド定番マシーン、「初雪ブランドのHF−300P」を注文していた。

まず、これ以上できまへん!というくらい薄くスライスした氷が欲しかった。

そのために必要だったのがこのマシーンである。
最近では、製氷機で作られた氷(一般家庭と同じような2〜3cmのキューブ氷)でも、
薄くスライスできる機種も登場したが、これだとスライス面積が小さくなるため、どうしても食感がべちゃっとしてしまう。

僕はあくまで、ふわふわ食感にこだわった結果、
使う氷は15cm角の(通称)ブロックアイス対応という、おもいっきりプロ仕様の機種を選ぶしかなかった。

ちなみに、かき氷機といっても、大きく分けて2種類あって、
アイススライサーと呼ばれる、氷を削るタイプと、
アイスクラッシャーという、氷を細かく砕くタイプに分かれる。
後者は、よく屋台などでおなじみのスノーボールと呼ばれるかき氷である。

このタイプの長所は、氷のタイプを選ばず、仕上がりは粒状なので比較的溶けにくく、硬いので、
屋外での加工に向いているし、作り置きもできるし、器に盛る際もアイスクリームと同じようにディッシャーで簡単に行える。
短所は、ふわふわ食感の演出は不可能、という事くらいである。

逆にアイススライサーの長所は、このふわふわ食感以外、とくにみるべきものは無い。

あとは全てにおいて、価格の安さも含め、アイスクラッシャーに軍配が上がる。



また、今回のプロジェクトが商売である以上、「かき氷やってます!」、の看板も同時進行で必要だった。
また、それがどこにでもあるヤツではテンションが下がる!それじゃアカン!

僕の解釈では、かき氷は「和食」である。
フラッペだの、ニューヨークスタイルだの、はこの際一切お呼びじゃない。
日本古来の、「あっさり、すっきり、かき氷」、このイメージで30分くらいで描き上げた。

唯一ヒントにしたのが、中学生のころ親に隠れて読んだ、漫画家/本宮ひろ志先生の「俺の空」に出てくるような、
ざっぶーん!と荒々しく!勢いのある!波打ち際で男が白いふんどし姿で腕組をしている!そんなイメージの波である。

この件に関し、ご理解いただける方と、そうでない方と、真っ二つに別れると思うが、それはそれで仕方がない。



注文して2日後、マシーンが届いた。

しかし、その日は何かと忙しく、疲労困憊で、
箱から本体を取り出し、動作確認をしただけでグロッキーとなった。

で、翌日の定休日は、名古屋へ行く用事があり、かなりヘロヘロの状態で帰宅したのが夜の10時すぎ。
もうそのまま泥のように眠りたかったが、かみさんと、あーでもない、こーでもないと、
オリジナルソースの試作を繰り返し、なんとなくメドがたったところで終了・・・、
つーか、眠気と、甘いソースの試食のし過ぎで、微妙な味覚判断が出来なくなったので、ジ・エンド・・・といった方が正しい。
ふと時計をみると、AM0:30であった。

こうして翌日、8月3日 (木)、当HP/BBSの予告通り、
思わせぶりな「何かが起こる!」的な、かき氷プロジェクトがスタートした。つーか、間に合った。



早速、当HP/管理人である寺西氏が駆けつけてくれ、
「あの白い看板の答えは、かき氷でしたかあ〜」と笑顔を見せてくれた。

そして、前夜、睡魔と格闘しながら作った、「黒みつ&きな粉・あずき添え/¥550」をお召し上がり頂いた。
そして、あっという間に平らげ、
「甘過ぎず、で、今までにあまり食べたことの無い味で美味しかった」とのコメントを頂き正直ホッとした。

でも直後に、「アイスコーヒーを下さい」と言われたので、
「あ、ひょっとして甘過ぎたかな?」と思い、それとなく聞いてみると、
「いやいや、アドレナリンは、短時間で帰る店じゃない。けど、かき氷は一気に食べた方が美味い。
けど、それじゃあ間が持たないし、なんか寂しいよね。だからアイスコーヒーなんですよ。」

とのコメント。これには全くの予想外だった。つーか、お客さんならではの心理なんだ、と思った。

よって僕は、その時点で、かき氷とドリンクのセットで100円引き、という値段設定をした。



↑これは、「ブルーハワイ・ココナッツ風味/¥450」。

通常のブルーハワイのシロップを使用しましたが、
そこへフランス産のココナッツシロップを少し加えることによって、より、ハワイをリアルに感じることが出来ると思います。
まあ、メニューの中でこれが一番甘いと思いますが、キャラクター的にも似合っているのでこれはこれでOKでしょう。

その他、5種類のかき氷メニューをご用意しました。

■いちご/¥400
メニューの構成上、やっぱこのような定番商品は外せない。
チビッコのためにも、あったほうが良かろう。

■チョコいちご/¥500
チョコレートソースを掛け、ホイップクリームと、チョコチップを散らしました。
冷たいチョコというのは思ったより苦味が強調されるんやね。これが程よいアクセントになっています。

■はちみつレモン・ヨーグルト風味/¥500
これは結構、難産でした。何回作っても味に奥行き(コク)が感じられず、
最終的にはヨーグルトにはちみつなどを混ぜ、単独のソースを作り、
それに、はちみつレモンソースを組み合わせるという、Wソース作戦で完成。ビタミンCいっぱいです。

■キャラメルみるく/¥500
すでに同名の人気メニューは存在しますが、それをそのまま氷バージョンにしました。
その場のノリで出来たものですが、見事、クリーンヒット!お試しあれ!

■黒みつ&きな粉・あずき添え/¥550
まあ僕が今回一番やりたかった、食べたかったものが集約されたメニュー。
これに関しては僕の思い入れも強いため、徐々にバージョンアップしていくことでしょう。
その進化の具合も楽しみの一つやね、。よろしく!











とまあ、今回のプロジェクト、思い立ってからフルスロットルで、わずか10日でここまで仕上げました。

まだまだ改善の余地はあると思いますが、
内容のわりには、比較的リーズナブルな値段設定にしたつもりです。
さしづめ、アドレナリンから、みなさんへ贈る、暑中見舞いといったところです。

われわれも楽しんで作りますので、是非みなさんも楽しんでお召し上がりください。







カフェ・アドレナリン./水野雄一



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